SENT対応モニタモジュールなど、スコープコーダ用入力モジュール3種を発売:FAニュース
横河メータ&インスツルメンツは、同社のスコープコーダ用入力モジュールとして、多チャネルの信号入力に対応した絶縁モジュール2種と、通信プロトコルSENTに対応したモニタモジュールを発売した。
横河メータ&インスツルメンツは2015年10月15日、同社のスコープコーダ「DL850E」「DL850EV」用入力モジュールとして、通信プロトコルSENT対応のモニタモジュールなど3種を発売した。
今回発売したのは、多チャネルの信号入力に対応した「4CH 1MS/s 16ビット絶縁モジュール」と「高速100MS/s 12ビット絶縁モジュール」、通信プロトコルSENTに対応した「SENTモニタモジュール」となる。
4CH 1MS/s 16ビット絶縁モジュールは、入力チャネルを従来の2チャネルから4チャネルに拡大。同モジュールを最大8台実装できるため、スコープコーダ1台で最大32チャネルでの高速・高分解、絶縁記録を可能にした。また、最大600Vの高電圧入力に対応したことで、大型発電機や多出力電源などの電源信号の長時間モニタリングや動作検証、輸送機器のECU、動力伝達系の多点計測による動的挙動解析などに適しているという。
高速100MS/s 12ビット絶縁モジュールは、最高サンプルレート100MS/s、分解能12ビット、最大1kvの絶縁入力が可能な従来の2チャネル入力モジュールを、最大8台まで実装できる。これにより、1台のスコープコーダで、最大16チャネルの観測記録を可能にした。主に、高電圧化・高度制御化が進むモータやインバータなどの開発や、評価試験用の多点インバータ信号波形記録に対応する。
SENTモニタモジュールは、SENTプロトコルで送受信されるデータのトレンドモニタリングを可能にするモジュール。自動車向けのDL850EVに対応し、自動車用SENT出力センサ導入時の開発環境や生産設備の構築などに利用できる。
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