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パナソニックが子会社の鉛蓄電池事業をGSユアサに譲渡製造マネジメントニュース

パナソニックは、子会社のパナソニック ストレージバッテリーで行う鉛蓄電池事業を、GSユアサに譲渡することに基本合意した。株式の譲渡に加え、鉛蓄電池事業を担当する海外拠点の事業もGSユアサグループに譲渡する。

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 パナソニックは2015年10月29日、子会社のパナソニック ストレージバッテリーで行う鉛蓄電池事業を、GSユアサに譲渡することに基本合意したと発表した。

 パナソニックは、1937年に自動車用鉛蓄電池の生産を開始し、以来、産業用・車両用の鉛蓄電池を生産・販売してきた。2004年には、浜名湖工場(静岡県湖西市)がパナソニック ストレージバッテリーとして独立。その後、同社は2005年にカーバッテリー「caos(カオス)」シリーズを発売している。

 今回パナソニックでは、鉛価格の高止まりなど、今後も競争環境の厳しい状況が見込まれることから、同事業からの撤退を決定。業界大手のGSユアサに譲渡し、その傘下での事業展開を目指すという。

 合意によりパナソニックは、パナソニック ストレージバッテリーの85.1%の株式をGSユアサに譲渡する。残る株式14.9%はパナソニックが2年間保有し、事業の円滑な引き継ぎに協力する。また、鉛蓄電池事業を担当する海外拠点の事業も、GSユアサグループに譲渡するという。

 両社では、最終契約書の締結に向けて協議を進め、2016年度第1四半期内に事業を譲渡する予定だ。

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