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システムの動きと通信データを可視化、組み込み製品の最終評価に

横河ディジタルコンピュータが、システム(ソフトウェア)の動きと通信データの流れを可視化・検証する、動的テスト/解析ツール「TRQerAM」を開発した。

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 横河ディジタルコンピュータは2015年11月11日、システム(ソフトウェア)の動きと通信データの流れを可視化・検証する、動的テスト/解析ツール「TRQerAM」(トラッカー・エイ・エム)を開発したと発表した。

「TRQerAM」
「TRQerAM」(トラッカー・エイ・エム)。ソフトウェア(関数/スレッド)×1系統、通信データ×2系統のデータを同時に記録可能だ

 新製品は同社動的テスト/解析ツールである「TRQerS」のソフトウェアトレース機能に、通信データ(2系統)の記録機能を追加(ソフトウェアトレースは関数とスレッド遷移がトレース対象)。通信の流れとシステム全体の動作検証を同時に行えるため、複合機におけるシリアル通信や車載制御システムにおけるECU間のCAN通信などの検証に効果を発揮する。

 組み込み製品の最終評価に用いることを想定しているため、本体は小型(80×165×35ミリ)でケーブル長も2メートルと余裕のある作りとなっている。充電池を搭載しており、PC未接続の状態でも動作する。

 新製品は2015年11月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2015/組込み総合技術展」の同社ブースにて展示される。

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