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変形や前開きドアなど多士済々の超小型EVたち――「SMART MOBILITY CITY 2015」:東京モーターショー2015 フォトギャラリー(1/3 ページ)
「東京モーターショー2015」と同時開催の「SMART MOBILITY CITY 2015」では、次世代自動車やそれを取り巻く社会システムなどに関する展示が行われている。本稿では、変形や前開きドアなど多士済々の超小型EVを中心にフォトギャラリー形式で紹介しよう。
2011年から、東京ビッグサイトで開催されている東京モーターショーだが、併せて「SMART MOBILITY CITY」も開催されるようになった。SMART MOBILITY CITYは、次世代自動車やそれを取り巻く社会システムなどに関する展示が行われている。次世代自動車を代表するのは、超小型電気自動車(EV)などの既存の自動車とは異なるモビリティであり、社会システムは、ITS(高度道路情報システム)や水素ステーション、スマートグリッドなどになる。
本稿では、超小型EVを中心に、「SMART MOBILITY CITY 2015」の展示をフォトギャラリー形式で紹介しよう。
エクスマキナが開発中の2人乗り超小型EVで、その名も「エクスマキナ」。デザインは機動戦士ガンダムで著名な大河原邦男氏が手掛けた。最大の特徴は何と言っても車両中央で折りたたむように変形する点だろう。変形に掛かる時間は5秒程度だという。変形する目的は2つ。1つは、車両車両の前側にある出入り口からの乗員の乗り降りのため。もう1つは、4個の車輪に組み込まれているインホイールモーターの角度を、ハの字と逆ハの字にしてその場で方向転換するためだ。なお、変形しないと、完全にその場だけで方向転換はできない。2016年に新潟など2カ所で、各10台のエクスマキナを使った実証実験を行う計画だ(クリックで拡大)
STYLE-Dの「piana(ピアーナ)」。2人乗りで、先述の「エクスマキナ」と同様に前開きのドアから乗り降りできるのが特徴。既に2017年の量産が決定しており、まずは欧州など海外市場で販売を始める予定だ。価格は「補助金などを含めて国内であれば130万円くらいで購入できるようにしたい」(STYLE-D)とのこと(クリックで拡大)
ジードの「ZieD-C1」。「最小で最軽量の2人乗りEV」(同社)である。最高時速は25kmなので、病院の敷地や公園の中での移動に利用するイメージになる。2016年4月から生産を始める予定だ(クリックで拡大)
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