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シンガポールで平膜ユニットの組み立て工場の稼働を開始:工場ニュース
明電舎は、シンガポールの現地法人Meiden Singapore内に、セラミック平膜のユニット組み立て工場を建設し、稼働を開始した。同時に、研究開発センターも設立した。
明電舎は2015年10月15日、シンガポールの現地法人Meiden Singapore(以下、明電シンガポール)内に、セラミック平膜のユニット組み立て工場を建設し、稼働を開始したと発表した。同時に、研究開発センターも設立した。
1975年に設立された明電シンガポールは、これまで変圧器、遮断器の製造・販売に加え、セラミック平膜を用いた膜ろ過事業を展開してきた。また、ジュロン水再生センターなど、シンガポール公益事業庁の実証研究に参画するとともに、チャンギ水再生センターMBRプラント向けにセラミック平膜を納入している。
シンガポール政府では、水ビジネスを成長産業と位置付け、同国を水ビジネスの研究・開発、製造の拠点とする「グローバル・ハイドロ・ハブ構想」を策定している。明電シンガポールでは、今回建設した組み立て工場と研究開発センターを通じ、同構想の実現に貢献していく。
今後同社では、明電シンガポールを東南アジア・中東地域の水・環境事業のリージョナルヘッドクオーターと位置付け、生産・アフターサービス体制を構築。さらに、シンガポールでの成果を東南アジア・中東地域へのセラミック平膜の拡販に生かしていくとしている。
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