スズキの世界初公開は総計11台、100周年に向けて加速:東京モーターショー2015(1/2 ページ)
スズキは「東京モーターショー2015」にて“次の100年”を見据えた製品群を発表した。ハイブリッドシステム搭載の「ソリオ」から「GSX」のコンセプトオブジェまで、挑戦的な展示となった。
スズキは2015年10月28日、「東京モーターショー2015」(一般公開日:2015年10月30日〜11月8日、東京ビッグサイト)で新コンセプトの軽自動車「MIGHTY DECK(マイティデッキ)」をはじめとする四輪車8台、二輪車3台、計11台を世界初公開した。
プレスブリーフィングには、同社代表取締役社長の鈴木俊宏氏が登壇。ブーステーマ「SUZUKI NEXT 100」を軸にした製品群を紹介し、2020年に迎える“100周年”に向けての思いを語った。
アウトドアな四輪からクロスバイク風原付まで
合計11台の世界初披露モデルが展示されたブース内で、鈴木氏とともに壇上に上げられたのは「マイティデッキ」「エアトライサー」「イグニス トレイルコンセプト」「ハスラー スクート」「フィール フリー ゴー!」の計5台だ。
マイティデッキは新しい「遊べる軽」をテーマに、自動で昇降するオープンデッキを搭載したコンセプトカーだ。通常なら相反する“都会と自然”“ウチとソト”を自由に行き交う「アーバンアウトドア」をコンセプトに掲げた。
エアトライサーは「プライベートラウンジ」をテーマに掲げる新発想の3列シートミニバンコンセプト。移動だけでなく「仲間と過ごす時間」に焦点を当てたモデルで、座席を「コ」の字型など自由に配置できることが特長。
イグニス トレイルコンセプトは、同日初公開となったコンパクトクロスオーバー「イグニス」をさらに力強くしたコンセプトモデル。大径タイヤやアーチモールなど、アウトドア色を協調した特別なコーディネートを施し、イグニスの楽しさを広げた。
二輪車のハスラースクートは、四輪車「ハスラー」のポップさを受け継いだコンセプトモデル。従来のシート下収納スペースに加え、フットスペースにも持ち運びができる“収納ケース”を用意。アクティブな二輪車に仕上げた。
自転車のような見た目のフィール フリー ゴー! は、「気軽にバイクに乗って出かけてほしい」という思いが込められた二輪車。名前の由来は同社初の二輪車「パワーフリー号」に由来している。クロスバイク同様な楽しさを味わえるよう、ハンドルグリップ式のギヤチェンジやサドルシートを採用した。
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