高反射材の安定加工を可能にした、ファイバーレーザー加工機を発表:FAニュース
ヤマザキマザックは、新型ファイバーレーザー加工機「OPTIPLEX NEXUS 3015 FIBER」を発表した。従来のモデルでは切削が難しかった、銅・真ちゅう・アルミなどの高反射材も安定して加工できる。
ヤマザキマザックは2015年10月8日、新型ファイバーレーザー加工機「OPTIPLEX NEXUS 3015 FIBER(オプティプレックス ネクサス 3015 ファイバー)」を発表した。
OPTIPLEX NEXUS 3015 FIBERは、コストパフォーマンスを追求したファイバーレーザー加工機のエントリーモデルとなる。従来のCO2レーザー加工機では切削が難しかった、銅・真ちゅう・アルミなどの高反射材も安定して加工できる。
新たに開発されたマルチコントロールトーチと、各種のインテリジェント機能を標準で搭載。段取り作業の自動化と加工状況の監視などを機械が行い、是正することで、生産性の向上と高品質な部品加工を可能にした。
また、人間工学を採用したタッチパネル式CNC装置「MAZATROL PREVIEW3」を搭載している。高速のCPUを内蔵したMAZATROL PREVIEW3により、レーザー発振指令の応答性の向上や最適加減速制御を可能とし、加工時間を短縮している。
さらに、規定のパターンから選択するだけで簡単な形状の加工プログラムが作成できる、形状簡易入力機能も搭載。コンパクトマニュファクチャリングセル(多段パレットチェンジャ)やレーザーFMSなど、ユーザーの生産形態に合わせた自動化への拡張も可能だという。
FAメルマガ 登録募集中!
FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 足し引き自在で効果は無限大! 金属3Dプリンタと切削加工の複合機投入が本格化
「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」で大きな見どころの1つとなったのが、工作機械と金属3Dプリンタの複合機だ。金属を「足す」3Dプリンタと金属を「引く」切削加工機が組み合わさることでモノづくり現場にどういう価値をもたらすのだろうか。 - 「はやい」だけではダメ! 今までにないものを作ってこそ3Dプリンタは意味がある
工作機械と関連製品/技術の展示会「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」の基調講演として東京大学 生産技術研究所 教授の新野俊樹氏が登壇。「Additive Manufacturingを核にした新しいモノづくり――3Dプリンタの未来像」をテーマに付加製造技術の発展の歴史と今後の課題について語った。 - ヤマザキマザック、金属3Dプリンタに参入――積層と切削を統合した加工機を発表
INTEGREX i AM は、旋削とマシニングによる複合加工と3次元積層造形を統合した加工機。レーザーで溶融した金属の粉末を積層した後、切削加工を施し部品を作り上げることが可能だ。 - 積層造形や「摩擦撹拌接合」で異種金属を接合する工作機械――ヤマザキマザック
ヤマザキマザックは「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」において、新CNC装置「MAZATROL SmoothX」や世界初となる新技術を採用した次世代複合加工機を含む、最新鋭の工作機とレーザー加工機などを出展した。 - 積層造形や「摩擦撹拌接合」で異種金属を接合する工作機械――ヤマザキマザック
ヤマザキマザックは「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」において、新CNC装置「MAZATROL SmoothX」や世界初となる新技術を採用した次世代複合加工機を含む、最新鋭の工作機とレーザー加工機などを出展した。