一般制御と安全制御を1台で実行できる、安全統合マイクロPLCを発売:FAニュース
シーメンスは、一般制御と安全制御を1台で実行する、安全統合マイクロPLC「SIMATIC S7-1200F」シリーズを国内で発売した。一般制御と安全制御を1台で可能にしたことで、I/Oモジュールも一般制御用と安全制御用を混在して設置できる。
シーメンスは2015年10月2日、一般制御と安全制御を1台で実行できる、安全統合マイクロPLC「SIMATIC S7-1200F」シリーズを国内で発売した。
SIMATIC S7-1200Fシリーズは、一般制御と安全制御を1台で可能にしたことで、I/Oモジュールも一般制御用と安全制御用を混在して設置できる。エンジニアリングは、STEP7のみで構築が可能で、診断情報は自動生成でタッチパネルに表示される。また、国際安全規格IEC61508 2nd Editionに適合し、IEC61508:SIL3、ISO13849-1:PLeまで対応した。
I/Oモジュールは、最大8モジュールまで拡張が可能。最大約100点の安全I/Oシステムを構築できる。内蔵Webサーバ機能を使用することで、専用プログラミングツールやHMIがなくても、故障・診断情報を容易に取得できる。
さらに、ラダー言語でのプログラミングが可能で、プログラミングツールやプログラムコメントは、日本語を含む複数言語に対応した。これにより、プログラムの作成・修正、モニタリング作業効率が向上している。
価格(税別)は、安全CPU「CPU 1214FC DC/DC/DC」が6万9300円、安全I/O「SM 1226 F-DI 16 x 24V DC」が2万3200円、ソフトウェア「STEP 7 Basic V13 SP1」が4万7800円など。
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