新型「プリウス」の「世界初」が意外と少ない理由は「TNGA」?
2015年9月上旬に米国で初公開された、4代目となる新型「プリウス」。同年9月中旬の「フランクフルトモーターショー2015」での欧州初公開を経て、10月末から開催される「東京モーターショー2015」でついに日本発公開となります。
10月13日には、新型プリウスに搭載する新技術の報道陣向け説明会が開催されました。現在は12月の発売に向けて開発の最終調整段階ということですが、目標とするJC08モード燃費40km/l(リットル)は、“一部グレード”というただし書きがありますが、どうにか達成されそうです(関連記事:新型「プリウス」は目標燃費40km/lをどうやって達成するのか)。
さてプリウスというと「世界初の量産ハイブリッド乗用車」という肩書もあってか、世界初の技術も多数搭載していそうな気もします。しかし、会見ではっきりと「世界初」を明言した技術は1つだけでした。
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- 新型「プリウス」は目標燃費40km/lをどうやって達成するのか
2015年12月に発売予定の新型「プリウス」に搭載される新技術が発表された。JC08モード燃費40km/l(リットル)を目標に開発されている新型プリウスだが、エンジンやモーターの改良の他にもさまざまな技術を積み重ねることでその目標を実現しようとしている。 - 新型「プリウス」の燃費40km/l、TNGAハイブリッドだけでは届かない
トヨタ自動車が2015年に市場投入する「Toyota New Global Architecture(TNGA)」を導入した新型車の代表例として、各種報道で挙げられているのが4代目となる新型「プリウス」だ。新型プリウスはJC08モード燃費が40km/lを上回るといわれているが、TNGAベースの新開発のハイブリッドシステムだけではその燃費は実現できない。 - TNGAの新パワートレインは燃費を25%向上、モデル切替時の設備投資半減も達成
トヨタ自動車は、「Toyota New Global Architecture(TNGA)」と生産分野の取り組みについて発表した。2015年から導入するTNGAの新パワートレインは、燃費を従来比25%、動力性能を15%向上できる。生産分野では、車両モデル切り替え時の設備投資を半減する目標を達成しつつあるという。
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