「今日はトレーニングですね」シャープのエアコンが喋り出す:myThings
ヤフーのIoTプラットフォームアプリ「myThings」に開設される「ともだち家電チャンネル」にシャープの一部が対応。休日の朝にエアコンが“おはようございます。今日はトレーニングの日ですね”と話しかけてきたりする。
シャープは2015年10月2日、ヤフーのIoTプラットフォームアプリ「myThings」に開設される「ともだち家電チャンネル」へ同社製品の一部が対応すると発表した。
この対応によって、myThingsに対応するIoT製品やインターネットサービスの挙動をトリガーにシャープ製対応家電を発話させることが可能で、「活動量計が土曜朝の起床を感知すると、エアコンが“おはようございます。今日はトレーニングの日ですね”と話しかける」といった使い方が可能になる。
現時点での対応が発表されているのは、ロボット掃除機「COCOROBO(RX-V200)」、スチームオーブンレンジ“ヘルシオ”「AX-XP1WF」、ドラム式洗濯乾燥機「ES-Z300」、空気清浄機「KI-WF100/75」「KI-EX100」、エアコン「E-XSシリーズ(2015年度製)」の各製品。対応開始は2015年10月6日を予定する。
IoTプラットフォーム「myThingsプラットフォーム」は、登録されたさまざまなIoT製品やWebサービスの“組み合わせ提供”を可能にするもので、スマホアプリ「myThings」に用意された「チャンネル」を組み合わせることで、「Instagramで特定ユーザーが写真を投稿したら、URLを取得してDropboxに保存する」のように動作条件とアクションを設定する。
myThingsの発表時、シャープは発表会場にて「起床した瞬間、朝やることを話して教えてくれるロボット掃除機」「体重変化で異なるオススメメニューを提案してくる冷蔵庫」などを参考展示していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自作IoTをつくる第一歩「myThingsをはじめようキット」
スイッチサイエンスは、ヤフーのIoTプラットフォーム「myThings」向けのIoTデバイス製作キット「myThingsをはじめようキット」を発売した。 - アボカドを監視してSlackで通知、“全てをつなげる”YahooのIoTプラットフォーム
Yahoo!JAPANが“全てをつなげる”IoTプラットフォーム「myThingsプラットフォーム」を提供開始した。InstagramやDropboxなどサービスとIoTデバイスを自由に連携させ、“自分だけのIoT”を手軽に利用できる。 - Apple流の「網」が張られた家庭内IoT規格「Homekit」
Appleの「Homekit」は家庭内の対応デバイスをiOS端末から操作可能にするホームオートメーションシステムであり、「家庭内IoT」を実現する手法といえる。Appleならではの「網」があり、便利だが汎用性に乏しい一面もある。 - 「Project Brillo」に見るGoogleのIoT戦略
「Android@Home」の夢を再び。「Nest」を送り出したGoogleは家庭内にそのターゲットを定め、「Project Brillo」を投入する。Amazonの「Amazon Echo」やApple「Homekit」とリビングのIoTを巡る争いが過熱しつつある。