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「人に教えること」が大好きな町工場社長が作ったFabスペース「メタルDIY」金属加工体験記(2/3 ページ)

3Dプリンタで樹脂は操れるようになったので、次は金属加工もしてみたい! そんな初心者にぴったりの「メタルDIY」というFabスペースでキーホルダー作りを体験してきました。

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OLにも金属は切れるのか

 「それではまず、ステンレスを切ってみましょう」と杉田さん。金属カットからやるんだ! と驚きを隠せません。OL(運動不足)でも金属は切れるのでしょうか。心配になってきました。

容赦なくステンレスを持ち出す杉田さん。確かにこのままではキーホルダーになりません
容赦なくステンレスを持ち出す杉田さん。確かにこのままではキーホルダーになりません
刃物がぐるぐる回る、この「切断機」で切ります
刃物がぐるぐる回る、この「切断機」で切ります(クリックで拡大)

 今まで見た事もない切断機。ノコギリがぐるぐる回る、素人だけで扱うにはとても難しい機械です。しかしメタルDIYでは、杉田さんが使い方の指導から作業途中のサポートまで行います。安心! 安全! 良心的!

無事カットに成功しました。病みつきになりそうな切れ味!
無事カットに成功しました。病みつきになりそうな切れ味!(クリックで拡大)

 切ったばかりの金属には「バリ」が残っていて危険です。このバリを「ベルトサンダー」という機械で滑らかにし、角もとっていきます。

高速でまわるやすりに当て、バリを取っていく
高速でまわるやすりに当て、バリを取っていく(クリックで拡大)
この辺りからこだわりが出始め、集中で無言になる
この辺りからこだわりが出始め、集中で無言になる(クリックで拡大)

 バリを取り、形を整えたら「ボール盤」でチェーンを通す穴をあけます。

ゆっくりレバーを下して穴をあけていきます
ゆっくりレバーを下して穴をあけていきます(クリックで拡大)

 ちなみに、穴をあけるための機械はボール盤ですが、金属を削るには「フライス盤」という機械を使います。

「ボール盤に取り付けるのはドリルですが、フライス盤ではエンドミルという工具を取り付けます。ドリルとの違いは、ドリルが先端のみに刃物が付いているのに対して、エンドミルは工具全体に刃物がついています。包丁をねじって丸めたような形です」と杉田さん。このように、金属加工のプロからさまざまな基礎を教えてもらいながら、加工体験ができるのです。

手前がドリル、奥がエンドミル。実物を見ながら学べるすばらしい機会!
手前がドリル、奥がエンドミル。実物を見ながら学べるすばらしい機会!(クリックで拡大)

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