ウェアラブル機器のセキュリティ対策が加速、家庭でも多角度から認証:IoT時代のセキュリティ
ウェアラブル機器が成長を続けるなか、それらを守るセキュリティの重要性も高まっている。インテル セキュリティは2016年度の個人向けセキュリティサービスを発表し、ウェアラブル時代のセキュリティについて解説した。
インテル セキュリティ(日本の事業会社:マカフィー)は2015年9月29日、2016年版の個人向けセキュリティサービスを発表した。マカフィー リブセーフをはじめとする製品群には、インターネットで利用するパスワードを生体認証などを用いて一括管理する仕組み「True Key」が採用され、ウェアラブル機器に関するセキュリティも強化された。
発表会に登壇したインテル コーポレーション インテル セキュリティグループ チーフ コンシューマ セキュリティ エヴァンジェリストであるギャリー・デイビス氏によると、ウェアラブル機器やそれらのデータをつなぐスマートフォンの詳細な個人データは「クレジットカードの情報よりも狙われやすい環境」にさらされているという。特に、ウェアラブル機器は2019年までに7.8億台が流通すると予測され、「ウェアラブル機器はもちろん、それらの情報を取り込むスマートフォンやPCのセキュリティ対策は一層重要度を増している」(デイビス氏)。
同社の最新製品群では、指紋/顔情報/セカンドデバイス/マスターパスワード/メールアドレスなど、多角度からの認証が可能となった。発表会ではスマートウォッチを用いたスマートフォンのロック/ロック解除や、ウェアラブル機器とスマートフォンが離れた際のアラートなどのデモが行われ、マルチデバイスによるセキュリティ対策の重要性を訴えた。
同製品群は2015年10月16日より、全国のオンラインストアや店頭で販売される。
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