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パナソニックが介護関連事業を拡大、歩行支援ロボットなどを2016年度に投入:医療機器ニュース(2/3 ページ)
パナソニックは介護関連事業の売上高を、2014年度の280億円から2018年度に750億円、2025年度に2000億円まで成長させる方針だ。「第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015」で参考出品する歩行アシストロボットなども2016年度をめどに実用化/商品化する計画だ。
「自立支援型起立歩行アシストロボット」は小型軽量化
そんなパナソニックの介護関連事業にとって、アジア最大規模の介護・リハビリ関連展示会である国際福祉機器展への出展は重要な位置付けとなっている。
今回の国際福祉機器展ではさまざまな参考出品を予定しているが、会見ではそれらの中から、被介助者の動作をアシストする「自立支援型起立歩行アシストロボット」、リハビリ/介護予防のための「3D測定・訓練システム」、介護施設向けの「高齢者施設向けみまもりシステム」を披露した。
自立支援型起立歩行アシストロボットは、被介助者がベッドから立ち上がってトイレに移動し着座するまでの動作などを楽に行えるようにアシストするものだ。操作自体は、被介助者ではなく、介護者が行う。
今回披露した製品は、2014年の国際福祉機器展で参考出品したものからさらにバージョンアップしている。外形寸法は、幅(前)550×幅(後)629×長さ791×高さ1200?と小型になり、設置面積は従来の約4分の3になっている。「トイレに入る際にロボットが邪魔にならないサイズにした」(同社)という。重量も68kgから48kgに軽量化された。さらに被介助者が装着する装具についても、ロボットと1タッチで接続できるタイプに変更している。
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