ジャガーの新型「XF」は190kg軽量化、新開発ディーゼル搭載車も:錦織圭の評価は「エア・ジャガー」(2/3 ページ)
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、初めてのフルモデルチェンジとなる新型「XF」を発表した。前モデルより190kg軽量化に成功し、同社が開発した「INGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジン」搭載車もラインアップに加えた。
ジャガーお手製のディーゼルエンジン
ディーゼルエンジン搭載モデルの「XF Pure」「XF Prestige」には、排気量2.0l(リットル)で直列4気筒ターボの「INGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジン」(最高出力180ps/最大トルク430Nm)が搭載された。これは同社が設計から生産まで手掛けているもので、「ジャガーのパワートレインの中心となる自慢のエンジン」(若林氏)だ。
ガソリンエンジン搭載モデルのXF PureとXF Prestigeには排気量2.0lで直列4気筒ターボエンジン(最高出力240ps/最大トルク340Nm)が、「XF R-Sport」「XF Portfolio」「XF S」には、排気量3.0lでV型6気筒スーパーチャージャー付きエンジン(最高出力340〜380ps/最大トルク450Nm)が搭載されている。
“ジャガー感”を残しつつ、空力も向上
デザイン面では、ジャガー初となるアダプティブフル LEDヘッドライトを採用。「横から見て特徴的なのは、フロント/リヤの窓ガラスに加えて、後部にもう1つ窓ガラスを足していること。これは6ライトと呼ばれる手法で、室内に開放感を与える効果がある」(若林氏)。クーペを思わせるデザインが強調されているが、フロントバンパーに開口部を設けたことで、空気抵抗係数(Cd値)は前モデルの0.27から0.26に向上した。
また、インテリアは新開発のインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」(ディスプレイサイズは10.2インチ)を搭載。スマートフォンのように、スワイプやピンチアウトを利用しての操作が可能だ。メーターパネル部分には12.3インチのインストルメントクラスタを装備。ドライバー専用のナビゲーションディスプレイとしても利用できる。
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