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切削加工に必要な9つのモノと完成の喜びと、気まぐれでそっけないアイツママさん設計者がやさしく教える「CNCフライス超入門」(6)(5/6 ページ)

ファブレスメーカーのママさん設計者がCNCフライスの特長や魅力、使い方を分かりやすく解説する連載。第6回はいよいよ最終回! 必要な物をそろえて、いよいよ切削加工の本番へ。完成品はもちろんネコさまにチェックしていただく。

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 準備が整ったら「実行」(図27)です。以後、ツール交換のたびに同様の操作をします。



図27:実行!

 新たに取り付けたφ1のエンドミルで、「M」の荒加工をしているところです。こうして、ツール交換をしながら全部の荒加工が済んだら、引き続き仕上げ工程に入ります(図28)。


図28:仕上げ工程へ

 外周ポケットを仕上げます(図29)。


図29:外周ポケットの仕上げ

 次に、64mm×34mmポケットの仕上げ中(図30)。


図30:内ポケットの仕上げ

 文字も1つ1つ仕上げていきます(図31、32)。


図31:「M」の仕上げ

図32:「I」の仕上げ

 「E」の仕上げが完了したところで、プログラム終了です(図33)。


図33:「E」も仕上げ完了!

 集じん機とブラシで切削クズを取り除いたら、スクレーパを使って、捨て板ごとワークを取り外します。

 次に図34赤丸部分の「サポート」を切り離します。

 


図34:ここを切り離す

 ケミカルウッドは柔らかいので、スクレーパで切り離すことが出来ます。その後、捨て板からワークの端材と製品を剥がし取ります。取り出した後は、サポートの切断面や角のバリを、耐水ペーパーを使ってきれいに整えましょう。

 製品の寸法をノギスで確認します(図35)。ピッタリな数値だと、実にすがすがしいです。


図35:ノギスで測定

 ケミカルウッドは削りっ放しでも肌目がきれいですが、艶を出すためにクリアラッカーを吹いてみました(図36)。


図36:クリアラッカーで仕上げる

 さらに、少しでもペット(ネコ)に喜んでもらおうと思いを込めて、肉球のポケット部分を赤く塗ってみました。これで完成です(図37)。


図37:完成♪

 どうでしょう? かわいいでしょ!

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