連載
スマホでスキャンした3次元データを基にミニ四駆のボディを作ろう!:無償3次元CADによる「ミニ四駆」ボディ設計講座(3)(3/5 ページ)
タミヤの「ミニ四駆」を題材に、無償3次元CADでミニ四駆の“オリジナルボディ”を3Dモデリングし、3Dプリンタで出力するまでを解説する連載。第3回では、「Autodesk 123D Catch」でスキャンしたデータを基にミニ四駆のボディをモデリングする。
色や質感を変えてみよう
さて、取り込んだばかりですと、3つのポリゴンが重なって違いが分かりにくく、色味も暗くなってしまっています。見やすくするために、色や質感を変えてみましょう。[MODIFY]の[Appearance]機能を使用します(図10)。
今回はプラスチックの質感を与えてみましょう。ダイアログの「Library」内にある「プラスチック」フォルダから「半透明」フォルダを開きます。そこにある「アセタール樹脂(白)」をドラッグして「In This Design」の枠にドロップします。すると、3次元要素に割り当てられる質感として追加されます(図11)。
同じ質感で、色が異なるものを使いたい場合は、素材対象を選択して右クリックし、ショートカットメニュー[Duplicate]を選択することで、コピーを何種類も作ることが可能です。コピーした後は再び右クリックし、ショートカットメニュー[Edit]から色を変えることができます。左に表示されるカラーメニューから、変更したい色を選択します。必要があれば、色だけではなく質感を変えることも可能です(図12)。
色/質感の設定ができたら、ドラッグ&ドロップでダイアログから3次元空間上の形状要素に割り当てます(図13)。今回は、ベースとなるポリゴンには原色、凸部に緑色、凹部に黄色を割り当てています。
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