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月明かりでも100m先をカラーで判別、600ミリ F2.4レンズでキヤノンが製品化ネットワークカメラ

キヤノンが月明かり程度の明るさでも100m先の人物をカラーで判別できるネットワークカメラを製品化する。600ミリ相当でもF2.4の明るさをもつレンズや高感度センサーなどを組み合わせて実現した。

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 キヤノンは2015年9月2日、月明かり程度の明るさ(0.08lux)でも100m先の人物の顔をカラーで判別できるネットワークカメラを開発中であると発表した。防犯や災害監視などの用途に向け、2016年の製品化を見込む。

 開発中の新製品は35ミリ換算600ミリの望遠端でもF2.4の明るさをもつ大口径ズームレンズや高感度センサー、画像処理エンジンの組み合わせによって、夜間や暗所であっても遠方の被写体を鮮明に映し出す。

肉眼で見た場合(右)と開発中のネットワークカメラで撮影した映像(左)の違い(イメージ)
肉眼で見た場合(右)と、開発中のネットワークカメラで撮影した映像(左)の違い(イメージ)
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開発中のネットワークカメラ

 同社は世界有数のカメラメーカーだが、2014年4月に3Dマシンビジョンシステムに参入する他、2015年2月にはネットワークカメラ分野で世界有数の規模を持つAxis(スウェーデン)を買収するなど、デジタルイメージング技術を生かした新規事業の領域拡大を図っている。

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