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全天球撮影「RICOH THETA」をどう生かす、コンテスト大賞はドイツより:リコーも驚くアイデアざくざく(1/2 ページ)
「RICOH THETA デベロッパーズコンテスト」の表彰式が行われ、大賞に輝いたのは全天球画像の加工とシェアができるツール「Holobuilder」だった。
リコーは2015年8月20日、東京・港区の日本科学未来館にて「RICOH THETA デベロッパーズコンテスト」の表彰式を行った。
同コンテストはリコーの360度撮影が可能なカメラ「RICOH THETA(以下、THETA)」を題材に、THETAをより便利に使える作品を「アプリケーション(API/ユーティリティ)」「ガジェット」部門に分けて全世界から募集していたもの。コンテスト応募期間は約2カ月とわずかの期間ながら世界中から72作品の応募があった。
大賞はドイツのチーム、優れた実用性を評価
全部門から大賞に選ばれたのはドイツのbitstarsの「Holobuilder」。Holobuilderは、THETAで撮影した画像を加工、シェアするためのツールで、アプリケーションユーティリティ部門からの選出となった。
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Holobuilderは全天球画像に3Dオブジェクトを追加、編集が行える他、SNSへのシェアも全天球画像のまま行うことができるツールだ
審査委員長を務めた東京大学大学院情報学環教授 坂村健氏は「革新性、夢、有益性という点、全てにおいて素晴らしかった。特に実用性、すぐに使える点で高く評価した」と選出理由を述べた。
「こんな使い方があるとは」リコーも驚かされた
リコーの代表取締役会長 執行役員の近藤史郎氏は「コンテスト当初は不安だったが、集まった作品はどれもユニークで素晴らしい出来栄え。私たちでさえ気付けなかったTHETAの可能性を知ることができた」と喜びを語る。
ここまでで紹介したほかにも、8作品が入賞となった。
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