超大型やロータリーデルタなど、「Maker Faire Tokyo 2015」で見つけた個性派3Dプリンタ:Maker Faire Tokyo 2015リポート(2/5 ページ)
メイカーたちの祭典「Maker Faire Tokyo 2015」では、超ビッグサイズのFDM方式3Dプリンタから日本初上陸の光造形方式3Dプリンタまで、多くのファブリケーションツールに注目が集まりました。また記事後半では、ちょっとおバカなゲームやロボコンなどもご紹介します!
ディスペンサータイプのカートリッジも
3Dプリント産業協会(香港)では、3DP Technologyの「Printer Robot II」と「スマートディスペンサーカートリッジ(インテリジェントヘッド)」のデモを行っていました。
ロータリーデルタ型を提案
RepRap Community Japanは「ロータリーデルタ」型の3Dプリンタを展示していました。従来の3本の外枠からアームが伸びるタイプではなく、中央からアームが出て内側に折れるようになっているため、小型化が可能です。しかも下の台もアームとリンクして逆方向に動くので、単純計算で移動距離が半分で済み、造形時間が短縮されるとのことです。
3Dプリンタの品質は悪い!?
デルタ型3Dプリンタを展示していたのが、先ほども紹介した3Dプリンタ産業協会(香港)。香港のArrayZ社が製造し、日本のオレンジデザインが輸入・販売予定の「DELTA PRINTER」のデモを行っていました。主要部品を金属にしてガタつきを抑えることで、表面品質を確保しているそうです。
「安かろう悪かろうの製品ばかりだと、『3Dプリンタの品質はこんなものだ!』というレッテルを貼られてしまいます。最低限の品質が確保できる3Dプリンタを提供することで、継続的にモノづくりをする人が増えてほしいと考えています」(説明員)。デルタ型の3Dプリンタは比較的高額のモノが多いですが、10万円台に抑えて販売したいそうです。
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