「ランドクルーザー」が外観を大幅変更、「世界初」機能も2つ搭載:車両デザイン(1/2 ページ)
トヨタ自動車が大型SUV「ランドクルーザー」を大幅改良した。外観の刷新に加えて、高級車向けの運転支援システム「Toyota Safety Sense P」をトヨタ車として初採用。さらに、車載カメラで車両の周囲を確認できる「マルチテレインモニター」に「世界初」(同社)とする2つの機能を搭載している。
トヨタ自動車は2015年8月17日、大型SUV「ランドクルーザー」を大幅改良したと発表した。外観の刷新に加えて、高級車向けの運転支援システム「Toyota Safety Sense P」をトヨタ車として初採用した。さらに、車載カメラで車両の周囲を確認できる「マルチテレインモニター」に「世界初」(同社)とする2つの機能を搭載している。税込み価格は372万8437〜682万5600円。月間販売目標台数は250台。
外観の刷新では「『Functional Beauty』をキーワードとし、機能性を突き詰めた『美しさ』や『風格』により4WDの頂点にふさわしいスタイリングを追求した」(同社)という。まずフロントフェイスでは、3本のグリルバーの上下にメッキを施すことで、トヨタ自動車の最上級SUVらしさを実現。点灯部を奥に配置し破損回避を図ったLEDヘッドランプは、フロントグリルからヘッドランプに連続したグリルフレームと一体感のあるデザインとすることで、機能性と先進感を付与している。
エンジンフードについては、フロントグリルにつながる部分までの凸形状の中央部をえぐったデザインになっており、フロント全体の塊感と立体感を強調する効果を与えている。
高い位置でサイドの軸を通すことで、車両全体のスタイリングを伸びやかにしている。リヤコンビネーションランプ下側をつなぐライセンスガーニッシュで一体感を強調することで、リヤビューにもワイド感と安定感を付与した。なお、リヤコンビネーションランプは、バックドアパネルから連続するデザインとし、赤レンズを高い位置にレイアウトすることで、ハイリフトなイメージを表現している。
内装は、金属を削り出したようなヘアライン処理で重厚感のある加飾部とソフトな表皮巻を組み合わせて、上質な室内空間を創出した。センタークラスタにスイッチや表示類を集約し、機能ごとにまとめて配置することで操作性も向上している。ひと目でクルマの状況が把握できる機能的な6眼メーターも、メーター盤面にヘアライン加飾を施してある。
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