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「ウチの子、保育園でどうしてるかな」――園内写真を撮影するロボ「MEEBO」世界初の園児見守りロボット(2/2 ページ)

ユニファは保育園/幼稚園での設置を想定したロボット「MEEBO」を発売した。同社はMEEBOで園児を自動撮影し、家族向けに販売するサービスを提供する。将来的には自動検温機能などを搭載し、園児の安心・安全を見守るロボットに進化させる予定だ。

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「人型ロボット」を採用した理由

 セットで提供される写真販売サービス「るくみー」は、保育園内で撮った写真をネットで販売するサービスだ。保育士はこれまで、撮った写真をクラスごとに分けたり、園児ごとに整理したりと写真事務にかなりの時間をとられていた。るくみーは保育士が写真をスマートフォンで撮るだけで、顔認識で個人を識別して家族に提供することができ、写真事務の自動化に成功した。るくみーの顧客園数は2015年4月時点で571にのぼるが、「どうにか撮影自体も自動化できないかと考えていた」(土岐氏)。そうした流れで産まれたのがMEEBOだったいう。

「るくみー」のサービスコンセプト
「るくみー」のサービスコンセプト
「るくみー」の使用画面
「るくみー」の使用画面

 写真撮影、検温機能などさまざまな使い方が広がる予定のMEEBOだが、どうして「人型ロボット」にこだわったのだろうか。ヴイストン代表取締役の大和信夫氏は、「人型にすることで、ペットを飼っているような愛着が湧く」と説明。土岐氏も「園内ロボットは、まず子供たちに近くに寄ってもらうことが必要。それには人型であることが不可欠だ」と意図を話した。

ヴイストンが実施した「ロボットを用いた体操習慣形成に関する構造モデル」。ロボット導入した人の方が継続率が高いとの結果が得られた
ヴイストンが実施した「ロボットを用いた体操習慣形成に関する構造モデル」。ロボット導入した人の方が継続率が高いとの結果が得られた

 ユニファは今後の目標として、園内写真を起点とした「家族メディア」の創出を挙げる。園内写真を活用して親子で遊ぶゲームや、祖父母が写真を見てプレゼントを行えるサービスなどを構想中だという。

モデルとMEEBOを囲むヴイストン代表取締役の大和信夫氏(左奥)とユニファ代表取締役の土岐泰之氏(右奥)
モデルとMEEBOを囲むヴイストン代表取締役の大和信夫氏(左奥)とユニファ代表取締役の土岐泰之氏(右奥)
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