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「図面から立体をイメージしよう」の巻ママさん設計者がやさしく教える「図面の読み描き超入門」(1)(2/3 ページ)

ファブレスメーカーのママさん設計者が、図面にも触れたことのないような初心者向けに、図面の読み方・描き方を分かりやすく解説。各回で紹介するお題をクリアし、解説を読み進めていくことで、いつしか図面の読み描きができるようになる。

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お題(2)

 では、次のお題です(図5)。


お題(2)
図5 お題(2)

 ご覧の通り、平面図と正面図しかありませんが、出題ミスではありません。さあ、いかがでしょうか?

 正解はコチラになります(図6)。

お題(2)の答え
図6 お題(2)の答え

 側面図が省かれていたのは、それが正面図と同一形状だからです。もしも側面に何らかの加工があれば、それを示すために側面図が必要になります。このように、正面図と平面図の2つの図形だけで表された図面に出会うこともあるので、そんなときは、「あっ! これは加工不要な面の図が省かれているんだな」と考えてよいでしょう。

お題(3-1)(3-2)

 それでは、3つ目のお題です(図7)。

お題(3-1)
図7 お題(3-1)

 これも平面図と正面図だけですね。この場合も、側面に加工の指示がないので側面図の作成が省略されています。

 これに対し、側面に加工があった場合は以下のような図面となります(図8)。

お題(3-2) 側面に加工があった場合
図8 お題(3-2) 側面に加工があった場合

 それでは、正解を見てみましょう。まずはお題(3-1)です(図9)。

お題(3-1)の答え
図9 お題(3-1)の答え

 こちらが、お題(3-2)の正解となります(図10)。

お題(3-2)の答え
図10 お題(3-2)の答え

 これらのお題のような、薄い板を折り曲げて作ったような形状の場合、「これは折り紙なんだ」と考えると形状がつかみやすくなると思います。余裕があれば、実際にメモ用紙などを折り曲げて形を確かめてみるとよいでしょう。

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