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安価なUSBワンセグチューナーでラズパイ2をラジオサーバにするラズパイ2で遊ぼうぜ(2/3 ページ)

前回はWindows PCからリモート接続でRaspberry Piに接続する方法をご紹介したが、今回はその応用編2と言うことで、リモート接続でプログラムをインストールしながら、ラジオサーバとして使う方法について紹介しよう。

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 しかし、いかがだろうか。起動を試みても、下のようなエラーメッセージが表示されたかと思う。

 詳細な原因は不明だが、カーネルドライバにRTL-SDRのドライバがうまく組み込まれていない模様だ。この場合はロードされたカーネルドライバをリムーブして対応する。


このようなエラーメッセージが出た場合は、該当のファイルをカーネルから削除する
 
$ sudo rmmod dvb_usb_rtl28xxu
 

 では改めて下記のコマンドを入れて起動し直してみよう。

 
$ sudo rtl_test
 

 今度はうまくいっただろうか。成功すると、下記のような画面が表示されているはずだ。


このように表示されれば成功

「SDR#」を使ってリモート接続しよう

 さてここからが問題だ。Raspberry Piのオーディオ端子から直接ラジオを聞いてもいいのだが、そうなると以下のようなコマンドラインで、いちいち周波数を指定しなければならない。

 
$ rtl_fm -W -f 82500000 - | aplay -r 32k -f S16_LE -t raw -c 1
 

(上記は東京のNHK FM(82.5MHz)を聞くためのコマンド)

 これではあまりにも面倒なので、こちらもリモート接続ができるソフトを利用することにしよう。利用するのは「SDR Sharp(SDR#)」というソフトで、Raspberry Pi経由でラジオを聞くだけでなく、PCにUSBワンセグチューナーを直づけしたときにも使えるソフトだ。SDR#の公式サイトからソフトをダウンロードしてほしい。

 このソフトはダウンロードした「sdr-install.zip」というファイルに含まれる「install.bat」を実行すれば利用できるが、インストール先を指定するオプションは含まれていないので、圧縮ファイルの伸長後は使いやすいディレクトリに置くことをオススメする。筆者の場合はDドライブのルートディレクトリに置いて、ショートカットを作成して使っている。

 ではまずSDR#を起動してみよう。下記のような画面が立ち上がったらまず、左側の「Source」とあるプルダウンメニューから「RTL-SDR(TCP)」を選択する。そのあと歯車のアイコンをクリックして「RTL-TCP Settings」を呼び出す。そうしたら「Host」の所に、Raspberry Pi 2のIPアドレスを入力する。Raspberry Pi 2のIPアドレスは起動直後の画面に表示されるので、それをメモっておこう。


SDR#を起動して左の「Source」を選ぶ

歯車のアイコンをクリック。「RTL-TCP Settings」にRaspberry Pi 2のIPアドレスを入力する

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