町工場芸人も太鼓判――デルが製造現場仕様の堅牢タブレット:FAニュース(1/2 ページ)
デルが堅牢性を高めたタフネス仕様のタブレット「Latitude 12 Ruggedタブレット」を発表。軍用規格「MIL-STD-810」の耐環境性各項目を包括的に認証取得した“製造現場仕様”の実力を、町工場芸人・ロッチが体を張ってチェック。
デルは2015年7月23日、Dell Ruggedシリーズの新製品として堅牢性を高めた11.6型タブレット「Latitude 12 Ruggedタブレット」(以下、Ruggedタブレット)を発表した。同社直販サイトで同年7月28日から販売を開始する。同社の直販価格は31万1100円(税抜き、送料込み)から。
Dell Latitude Ruggedシリーズは過酷な使用環境での高い耐久性と信頼性を備えた同社の堅牢PCシリーズ。「Rugged(頑丈に作られた)」という名前にふさわしく、軍事やさまざまな作業現場といった過酷な環境下で使用できるように設計されている。
同シリーズはこれまで、フリップヒンジ採用12型コンバーチブルノートPC「Latitude 12 Rugged Extreme」や14型ノートPC「Latitude 14 Rugged Extreme」「Latitude E6430 ATG」などノート型の堅牢PCを展開してきたが、「もう少し軽い製品がほしいという声があった」(デル クライアント・ソリューションズ統括本部 統括本部長の山田千代子氏)というニーズを受けて今回タブレット型を投入したという。
Ruggedタブレットのサイズは312×203×24(幅×奥行き×高さ)ミリ、重さは約1.62キログラム(2セルバッテリー1個搭載時)。ホットスワップ対応バッテリーを採用しており、オプションバッテリー使用で約10時間の長時間駆動を可能とする。
CPUには第5世代のIntel Core M-5Y71プロセッサを搭載している。Ruggedタブレット発表会に登壇したインテル 営業本部 市場開発マネージャーの佐々木邦彦氏は「Core Mプロセッサは第4世代Coreプロセッサの1.4倍となる13億個のトランジスタ数と第4世代Coreプロセッサと比べて60%となったダイサイズなど、従来シリーズに比べて非常に微細化されており多様なフォームファクターに対応できる。またプロセッサ性能の向上だけでなく、インテルPro WiDiやインテルvProテクノロジーなどワイヤレス技術によってビジネス効率やワークスタイル変革を支援している」と新世代のモバイルプロセッサを説明する。
Ruggedタブレットのメモリは 8GB(1600MHz/LPDDR3)、ストレージはモバイル向けソリッドステートドライブ(最大512GB)の他256GBの暗号化ソリッドステートドライブも選べる。11.6型のGorilla Glass採用ディスプレイは直射日光の下でも見やすいアウトドア仕様のDirect-Viewパネルを使用。タッチパネルはぬれた手やグローブでも操作が行える。
OSはWindows8.1 Pro64bit、同7 Professional 64bit/32bitから選べる他、Windows10 64bit/同Pro 64bit版もWindows10リリース後に発売予定だ(2015年末頃を予定)。
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