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Wi-Fi搭載にIoT開発向けオンボードデバッガ、2つの「Arduino」新製品:組み込み開発ニュース
アールエスコンポーネンツがArduinoシリーズの新製品として、Wi-Fi搭載で小型の「Arduino Yun Mini」と、Arduino UnoをベースとしたIoT開発向けの「Arduino M0 Pro」の販売を開始した。
アールエスコンポーネンツはArduinoシリーズの新製品として、Wi-Fi搭載で小型の「Arduino Yun Mini」と、Arduino UnoをベースとしたIoT開発向けの「Arduino M0 Pro」、2製品の販売を開始した。同社直販サイト「RSオンライン」での販売価格は、Arduino Yun Miniが7588円、Arduino M0 Proが5234円。
Arduino Yun Miniは「Arduino Yun Wi-Fi マイクロコントローラ・ボード」を再設計したWi-Fi搭載製品で、SoC「Qualcomm Atheros AR9331」を搭載、400MHzまでの駆動が可能でありLinuxディストリビューションのLininoに対応する。PCBサイズは71.1(縦)×22.9(横)mmと小型であり、オプションの装着によってイーサネットポートやUSBハブなどを追加することも可能だ。
Arduino M0 ProはARM Cortex-M0をCPUコアにしたAtmelの「ATSAMD21G18」を搭載、ハードウェアを追加する必要のないオンボード組み込みデバッガであるAtmel Embedded Debugger(EDBG)を備えており、IoT試作にも適する製品。EDBGはデバイスプログラミングや仮想COMポートにも対応する。
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