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カメラいらずのモーションセンサーパッケージ、ZMPが販売:組み込み開発ニュース
ZMPが人間と作業対象の動きを同時に計測できるモーションキャプチャーシステム「ZMP IMU-Z Body Motion センサパッケージ」の販売を開始した。モーションセンサーの活用でカメラを使わず、人間と対象物を同時に測定できる
ZMPは2015年7月7日、人間と作業対象の動きを同時に計測できるモーションキャプチャーシステム「ZMP IMU-Z Body Motion センサパッケージ」の販売を開始した。価格は250万円で、アカデミック版(200万円)も用意する(価格はいずれも税別)。
人間の動作計測は工場内での動作最適化や自動車運転時の姿勢測定など、さまざまな分野で需要が高まっているが、マーカーを装着しての光学式測定では高価である、測定場所に専用カメラを持ち込む必要があるなど、容易に導入できるものではなかった。
ZMPが販売開始したシステムは18個(身体装着用17個、任意対象装着用1個)のワイヤレスモーションセンサーと電源、全身スーツ、計測器、開発環境がパッケージされており、導入するだけで測定場所を選ばずに計測が行える。センサーユニットは3軸加速度/3軸ジャイロ/3軸地磁気センサーを組み合わせており、ユニットごとにIDが割り振られているため、計測点の取り違いが発生することもない。
センサ17個による全身モーションキャプチャ
開発環境にはモーションキャプチャシステムの構築に必要な3D表示、信号フィルタリング、姿勢推定器などが含まれており、センサーから取得した姿勢データを基に各位置を推定し、対象物と同時に表示する。対象物は3つまで同時に計測できる。
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