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2つの「YAMAHA」デザインが1つの情熱に、風神雷神も舞う:車両デザイン(1/2 ページ)
ヤマハとヤマハ発動機は「Two Yamahas, One Passion〜デザイン展2015〜」を開催。「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ、YAMAHAの逆読み)」のもとで、ヤマハがデザインした乗り物と、ヤマハ発動機がデザインした楽器を展示した。楽器はマリンバの「FUJIN(風神)」とドラムスの「RAIJIN(雷神)」で、プロによる演奏も披露された。
ヤマハとヤマハ発動機は、「Two Yamahas, One Passion〜デザイン展2015〜」(2015年7月3〜5日、六本木ヒルズ)を合同で開催。同年3月にフランスのデザインイベント「第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015」に共同出展した「project AH A MAY」の作品などを公開した。
project AH A MAY(プロジェクト アーメイ、YAMAHAの逆読み)は、普段は楽器をデザインするヤマハと、二輪車や電動アシスト自転車などをデザインするヤマハ発動機が、互いのデザインフィールドを交換して、生産・商品化の制約に縛られることなく、それぞれの作法や考えでデザインを提案するというプロジェクトだ。
ヤマハがデザインしたのは二輪車「√(ルート)」と電動アシスト自転車「0±0(ゼロプラスマイナスゼロ)」。ヤマハ発動機がデザインしたのはドラムス「RAIJIN(God of the Thunder)」とマリンバ「FUJIN(God of the Wind)」である。
「√(ルート)」は、ライダーの目前から計器類を排除し、視線の先が風景と一体になるようにした二輪車。シートからタンク上まで流れるようなフォルムは馬をモチーフとしており、人と自然と乗り物の一体感を目指した(クリックで拡大)
電動アシスト自転車「0±0(ゼロプラスマイナスゼロ)」は、充電スタンドに自転車を設置し、自らペダルを漕いで充電するというコンセプトがベースになっている。充電した電力を家族とシェアしたり、充電した電池を持ち出し電力で動かせる楽器や機器を楽しんだりして、電気とポジティブに向き合うライフスタイルをアシストするという(クリックで拡大)
ドラムス「RAIJIN(God of the Thunder)」は、ドラム楽器の中で暴れまわるように演奏できる球体構造で、演奏者を中心に噴出するエナジー、増幅する音世界を視覚化できるという(クリックで拡大)
「FUJIN(God of the Wind)」は2人で演奏するマリンバ。二輪車の前席と後席をイメージさせるシートに2人の演奏者が座ってマリンバを奏でる。円形に配置された鍵盤は、演奏者を中心に回すことができる(クリックで拡大)
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