ニュース
フリースケールが車載マイコンをARM化、ソフト開発重視のトレンドに対応:車載半導体(1/2 ページ)
Freescale Semiconductor(フリースケール)は、ARMのマイコン向けプロセッサコア「Cortex-M4」を採用した車載マイコン「S32K」を発表。同社の車載マイコンにARMコアを本格採用していく方針を明らかにした。
Freescale Semiconductor(フリースケール)は2015年6月23日(米国時間)、ARMのマイコン向けプロセッサコア「Cortex-M4」を採用した車載マイコン「S32K」を発表するとともに、同社の車載マイコンにARMコアを本格採用していく方針を明らかにした。
S32Kは、動作周波数112MHzのCortex-M4を搭載しており、RAMは最大256Kバイト、フラッシュメモリは最大2Mバイトとなっている。これらの他、インタフェースでは次世代CANであるCAN FDに対応しており、車載セキュリティのための暗号化コア「SHE」も搭載した。
主な用途は、Cortex-M4が持つDSPやFPU(浮動小数点演算ユニット)の機能を活用した、高度なボディシステムやシャシーシステム、モーター制御システム、ゲートウェイECUなどを想定している。パッケージはLQFPで、端子数は64本、100本、144本、176本の4品種をそろえる。サンプル供給は2015年7〜9月に始め、量産販売は2016年内の開始を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.