「IoTが身近になってきた」エンジニアにも高まるIoTへの関心:IoT
話題先行の感があった「IoT(Internet of Things)」だが、実際に開発を行うエンジニアからも“身近になってきた”という意見が増えた。リクルートテクノロジーズ調べ。
リクルートテクノロジーズは2015年6月25日、ITエンジニア510名を対象にした「気になっている、注目しているITワード」についての調査結果を発表した。1位の「ウェアラブル端末」、2位の「ビックデータ」はいずれも2014年12月の前回調査より関心具合が低下もしくは横ばいとなっているのに対して(ウェアラブル端末19.3%→17.8%、ビッグデータ12.0%→12.2%)、4位の「IoT」は3.6%から9.8%と関心具合が上昇している。
IoTを選んだ理由について、前回調査では「面白いことが起こりそう」などその概念自体に注目する声が多かった一方で、今回では「“PCらしくない領域”に広がることで、実社会・ネット社会ともに大きな変化を余儀なくされると思う」「ここ数年の内に、全ての“もの”がネットにつながると思う」など、IoTをより身近な技術としてとらえているコメントが目立つとしている。
また、「2015年後半に流行しそうなもの」については、「格安スマートフォン」「ドローン」「スマートウオッチ」が上位3位となった(前回の上位3位は「格安スマートフォン」「3Dプリンタ」「スマートウオッチ」)。ドローンは前回選外でありながら選出理由に「キャズムを超えた気がする」「価格的に入手しやすくなった」「物流などに対応できそう」とさまざまな視点からのコメントが寄せられており、注目度の高さが窺える。
本アンケートは2015年6月6日〜6月15日、インターネットでの調査で行われた。回答は全国に住む、20代〜40代のITエンジニア男女合計510人から得られた。
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