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ベトナム・ビンフック省に第3タンロン工業団地を開発:工場ニュース
住友商事は、ベトナム・ビンフック省との間で、第3タンロン工業団地の開発に合意した。日系製造業などの伸長する需要に対応するため、2018年の開業を目指すという。
住友商事は2015年6月1日、ベトナム・ビンフック省との間で、第3タンロン工業団地の開発に合意したと発表した。日系製造業などの伸長する需要に対応するため、2018年の開業を目指すという。
ベトナムは現在、ASEAN共同体(AEC)発足に伴うASEAN域内の製造拠点として、また環太平洋戦略的経済協定(TPP)加盟による世界各国向けの輸出拠点として注目されている。そのため、今後も製造企業などの新規進出や既進出企業の拡張などが見込まれるという。
同社では、1997年にハノイ市に第1タンロン工業団地を、2006年にフンイエン省に第2タンロン工業団地を開業。今回、ベトナムにおける3つ目の工業団地として、第3タンロン工業団地の開発を決定した。
第3タンロン工業団地は、ハノイ中心部から北に44km、ノイバイ国際空港から北西に20kmに位置し、ハイフォン/カイラン両港から自動車専用道路でアクセスが可能。開発面積は約200ha(当初予定)、総事業費は約150億円の予定で、現地法人のベトナム住友商事を含め、同社が100%出資する。
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