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軟包材生産のマザー工場を本格稼働、国内外での包装材事業拡大のため:工場ニュース
凸版印刷は、ハイバリア軟包材を中心に最先端の包装材を製造する「群馬センター工場」の本格稼働を開始した。関東圏での生産体制を強化し、包材生産拠点のマザー工場として、安定的に包装材を供給していく。
凸版印刷は2015年5月22日、国内外の軟包材生産のマザー工場となる「群馬センター工場」(群馬県邑楽郡明和町)の本格稼働を開始した。新技術・新製品の開発を推進し、海外市場へも展開することで、包装材事業の拡大を図る。
今回稼働を開始した群馬センター工場では、独自開発の透明バリアフィルム「GLフィルム」を活用したハイバリア軟包材を中心に、食品やヘルスケア、産業資材など、さまざまな用途・製品に使用される最先端の包装材を製造。関東圏での生産体制を強化するとともに、包材生産拠点のマザー工場として、安定的に包装材を供給していく。また、高度なFAシステムの導入により、生産性・品質の向上を目指すという。
新工場の延床面積は7万899m2で、2014年4月に完工し、同年11月には国際的な食品安全システム「FSSC 22000」認証を取得。さらに、VOC循環システムによる液化VOCの燃料利用・再利用の他、コージェネレーションシステムによる自家発電や廃熱利用などにより、環境への負荷を低減する取り組みを行うとしている。
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