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3Dプリント、3Dスキャンに続く“第3の機能”を搭載するパーソナル3DプリンタCOMPUTEX TAIPEI 2015 3Dプリンタニュース(1/3 ページ)

XYZprintingは、台湾・台北市で開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2015」において、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ/「ダヴィンチ Jr.」シリーズの新製品の他、低価格な3Dスキャナや3Dペンなどを披露。注目は、3Dプリント、3Dスキャンに続く“第3の機能”だ。

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 台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingは、台湾・台北市で開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2015」(会期:2015年6月2〜6日)において、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ/「ダヴィンチ Jr.」シリーズの新製品や、同社会長の沈軾栄(サイモン・シェン)氏がMONOistのインタビュー時に明かした「3Dスキャナ」や「3Dペン」などを披露した(関連記事:「日本企業の3Dプリンタ参入を支援する体制が既にある」――XYZprinting会長が3Dプリンタ戦略を語る)。


レーザーマーキング機能搭載の3Dプリンタ登場

 まず注目なのは、同社がエントリーユーザー向けとして展開するダヴィンチシリーズの新製品「ダヴィンチ 1.0A プロフェッショナル」だ。

 3Dプリンタとしての基本性能は「ダヴィンチ 1.0A」と同等で、本体サイズが468×510×558mm、重さが26kg。熱溶融積層方式を採用し、最大造形サイズが200×200×200mmで、積層ピッチは0.1、0.2、0.3、0.4mmから選択可能。シングルヘッドでノズル直径が0.4mm。専用カートリッジに収まったABSおよびPLAフィラメントを使用できる。また、国内未発表モデル「ダヴィンチ 1.1 Plus」と同じく、無線LAN接続にも対応している。

ダヴィンチ 1.0A プロフェッショナル
画像1 「ダヴィンチ 1.0A プロフェッショナル」。本体カラーは赤色で、アルミ素材のような光沢のある外観デザインを採用。開閉ドアには「LASER」と「WIRELESS」の文字が!(画像提供:XYZprinting)

 ダヴィンチ 1.0A プロフェッショナルの目玉は、「レーザーマーキング」機能を搭載している点だ。ダヴィンチシリーズには、3Dスキャナを搭載する「ダヴィンチ 1.0 AiO」という製品もあるが、レーザー(波長450nm帯InGaN)による刻印ができる機種は、これが初となる。3Dスキャナと3Dプリンタのように連携した使い方とはいかないだろうが、3Dプリントによる造形とは違った形でのモノづくりを気軽に楽しめそうだ。

 同社ブースでは、「XYZprinting」の文字を刻印したサンプルを展示。レーザーマーキングできる最大サイズは、150×150×150mmで、対応するファイル形式は、JPG、PNG、DXF、PDF、AIの5種類。なお、日本での展開は現時点で未定とのことだ。

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