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次期「リーフ」に焦点、パワーコントロールシステムを4分の1に小型化:人とくるまのテクノロジー展2015
カルソニックカンセイは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、日産自動車の次期「リーフ」への採用を目標に開発を進めている「超小型パワーコントロールシステム」を披露した。
カルソニックカンセイは、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20〜22日、パシフィコ横浜)において、電気自動車向けに開発中の「超小型パワーコントロールシステム」を披露した。
日産自動車の次期「リーフ」への採用を目標に開発を進めているもので、インバータとDC-DCコンバータ、車載充電器、ジャンクションボックスを一体化している。これら各ユニットの一体冷却や平滑用のフィルムコンデンサーの共用、パワーデバイスの損失低減、スイッチング周波数の高周波化によるコンデンサーの小型化などさまざまな施策を盛り込むことで、現行リーフと比べた場合で容積を約4分の1に削減することを目標としている。外形寸法は480×370×130mmで、インバータの最高出力は130kWとなっている。
(左)「超小型パワーコントロールシステム」の外観。外側の透明ケースが、現行「リーフ」でインバータとDC-DCコンバータ、車載充電器、ジャンクションボックスによって占められている高さ。一体化によってこれを大幅に低減することが目標となっている。(右)内部には、平滑コンデンサーやインバータの制御基板が見える(クリックで拡大)
超小型パワーコントロールシステムの開発完了時期は2017年を目標としている。カルソニックカンセイは、この他にも電気自動車向けの空調システム関連の部品も2016〜2018年をめどに開発を進めており、電気自動車やハイブリッド車向けへの提案活動を強化する狙いがある。
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