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【人とくるま展】「リーフ」の2次電池管理用ECU、電圧監視にはカスタムICを使用
展示されたECUは、リーフのリチウムイオン電池パックの状態を監視/制御するのに用いられている。1個のECUで、96個の電池セルの監視/制御を行うことが可能である。
カルソニックカンセイは、『人とくるまのテクノロジー展2011』(2011年5月18日〜20日)において、日産自動車の電気自動車「リーフ」に採用された2次電池管理用ECU(電子制御ユニット)を展示した。
展示されたECUは、リーフのリチウムイオン電池パックの状態を監視/制御するのに用いられている。1個のECUで、96個の電池セルの監視/制御を行うことが可能である。写真1に示すように、同ECUの基板には、12個の電圧監視用ICが搭載されている。このことから、1個のICで8個の電池セルの電圧を監視していると見られる。カルソニックカンセイによれば、「このICは、日産自動車、カルソニックカンセイ、開発パートナーの半導体メーカーの3社で共同開発した専用品だ」という。
また、同ECUは、リチウムイオン電池パックと接続される強電部(400V)の回路と、電池セルを監視/制御する機能をつかさどる弱電部(12V)の回路を、1枚の基板上に統合したことも特徴としている。強電部と弱電部の間は、フォトカプラによって接続されている。
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