ドイツ政府が主導するモノづくり革新プロジェクトである「インダストリー4.0」。この言葉が最初に大きく発表された場でもある生産技術の展示会「ハノーバーメッセ」が4月13〜17日に開催された影響もあってか、ここ最近はインダストリー4.0に関する報道が増えたように感じます。MONOist FAフォーラムでも、ハノーバーメッセの現地取材レポートを公開しています。
日本でもインダストリー4.0に関連したイベントなどが増えています。現在開催中の「ビッグデータ活用展」(2015年5月13〜15日、東京ビッグサイト)内では、SAPジャパン インダストリークラウド事業統括本部 プリンシパルコンサルタント IoT担当を務める村田聡一郎氏が「ものづくりを変えるビッグデータ」をテーマにした講演の中で、インダストリー4.0について言及していました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【前編】
「インダストリー4.0(Industrie 4.0)」という言葉をご存じだろうか? 「インダストリー4.0」は、ドイツ政府が産官学の総力を結集しモノづくりの高度化を目指す戦略的プロジェクトだ。インダストリー4.0とは何なのか。同プロジェクトに参画するドイツBeckhoff Automationグループに所属する筆者が解説する。 - インダストリー4.0に必要な“十字”の連携
「新価値創造展2014」ではインダストリー4.0をテーマとしたビジョンセミナーを開催。各界3人の有識者が登壇し、「インダストリー4.0とは何か」や「どういう価値をもたらし、どういう課題があるのか」を解説した。前編では、ドイツ連邦共和国 ザクセン州経済振興公社 日本代表部代表の尾木蔵人氏によるインダストリー4.0の概要とポイントの解説を紹介する。 - ドイツ製造業の危機感が生んだインダストリー4.0、日本はどうすべきか?
ドイツ貿易・投資振興機関は今回で10回目となる「日独産業フォーラム 2014」を開催。今回はテーマを「インダストリー4.0」とし、同分野の研究の第一人者と見られインダストリー4.0プロジェクトにおける技術イニシアチブ「スマートファクトリーKL」の会長を務めるデトレフ・チュールケ氏が基調講演に登壇した。同氏の基調講演の内容とインタビューをお伝えする。