ルネサス「RZ/G1M」のLinux起動は何秒?:ESEC2015
リネオソリューションズは「ESEC2015」にて、同社のLinux高速起動ソリューション「Warp!!」を搭載した、日立超LSIシステムズの組み込みプラットフォーム「Solution Engine G1」をデモを行っている。
リネオソリューションズは「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)」(会期:2014年5月13〜15日)に出展。同社のLinux高速起動ソリューション「Warp!!」を搭載した、日立超LSIシステムズの組み込みプラットフォーム「Solution Engine G1」を展示、デモストレーションを行っている。
Solution Engine G1はルネサス エレクトロニクスのASSP「RZ/G1M」を実装したコアモジュールと、開発評価用のベースボードで構成される組み込みプラットフォームで、T-Kernel/LinuxのマルチOS環境が採用されている。コアモジュールにはT-Kernel/Linuxを協調動作させる日立超LSIシステムズの「リアルタイム・オーガナイザー」と、リネオソリューションズのLinux高速起動ソリューション「Warp!!」が搭載されている。
ブースでの説明によれば、Warp!!の搭載により通常であれば22.04秒である起動時間が4.43秒(ブートローダー起動時間の0.66秒を含む)まで短縮され、保存サイズも21.93Mバイトまで圧縮されるという(u-boot 2013.01.01/kernel 3.10.31、保存デバイスはSDHCカード)。
Warp!!の他にも、ブースでは開発環境「Lineo uLinux ELITE」「LinuxLink」や動作ハードウェアまで一括対応するワンストップソリューション「LiNeOS」の利用事例としてICOM製海洋レーダーなどが紹介されている。また、これからLinuxを始める・始めているが困っているひとへ向けたコンシェルジュサービス「これりな」も「これりな++」にバージョンアップ、総合テストサービス「リネオテストラボ」の紹介とあわせて相談に応じている。
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