ニュース
Raspberry Pi 2で動く「Windows 10 IoT Core」プレビュー版が提供開始:組み込み開発ニュース
米Microsoftは「Raspberry Pi 2」などで動作する「Windows 10 IoT Core」の「Insider Preview」を提供開始した。
米Microsoftは開発者会議「Build 2015」の開催にあわせ、Raspberry Pi 2やインテルのボードコンピュータMinnowboard Maxなどで稼働する「Windows 10 IoT Core」の「Insider Preview」をリリースした。
Windows 10 IoT CoreのInsider PreviewはDev Centerにて公開されており、利用に際してはWindows 10(build 10069以上)のインストールされたPCが必要。その他にもRaspberry Pi2用の電源、8Gバイト以上のmicroSDカードやHDMIケーブルなども必要となる。
同社は加えてArduino.ccとの提携により「Windows Remote Arduino」と「Windows Virtual Shield for Arduino」も公開している。Windows Remote Arduinoを利用することで、Windows 10端末をArduino Shieldにワイヤレスで接続してユニバーサルアプリからArduinoを操作できる。
提供開始されたWindows 10 IoT Coreは完成版ではなくInsider Preview版であり、安定版は2015年夏に提供される予定となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Windows Embedded」は「Windows 10 IoT」へ、組み込み機器向けに3製品を投入
マイクロソフトの「Windows Embedded」シリーズが「Windows 10」投入に合わせ、「Windows 10 IoT」シリーズへと一新される。「Windows 10 IoT」シリーズは現在3製品が用意され、幅広い組み込み機器をサポートする。 - 「IoT版 Windows 10」今夏に無償提供
Microsoftの次期OS「Windows 10」の投入が今夏と発表され、合わせて、IoT(Internet of Things)デバイス向けWindows 10の無償提供が明らかにされた。 - 米Microsoft、「Windows 10」をRaspberry Pi 2向けに無償提供
米Microsoftは英Raspberry Pi Foundationが発表した小型コンピュータ「Raspberry Pi 2」向けに「Windows 10 for Raspberry Pi 2」を無償提供すると発表した。