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IoTデバイスにリッチなUIと豊富な機能をQtで提供、SRAESEC2015 開催直前情報

アプリケーション開発全般をカバーするフレームワーク「Qt」(キュート)。ESEC2015のSRAブースでは、Qtにおけるクロスプラットフォームの柔軟性や3Dモデル描写といった最新機能を確認できる他、Red Hat Embedded ProgramによるLinuxで動作するQtのデモも見ることができる。

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 2015年5月13〜15日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第18回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2015)」および、IoT/M2Mシステムを構築するための無線通信技術やセンサー、アプリケーションが一堂に会する「第4回 IoT/M2M展」が開催される。

 ESEC2015およびIoT/M2M展の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

 今回紹介するのは、GUIアプリケーションフレームワークのデファクトスタンダードになりつつある「Qt」(キュート)の商用ライセンスや関連サービスの提供などを行う展示内容だ。

組み込みでもリッチなUIと豊富な機能を

 QtはC++で開発された複数プラットフォームに対応したアプリケーションフレームワークであり、その対応プラットフォームにはもちろん組み込みLinuxなどをはじめとした組み込みOSも含まれている。機能面ではGUIの提供だけではなくネットワークやデータベースの機能も提供されていることから、既に多くのIoTデバイスに採用されている。

 ESEC2015の同社ブースではHTML5との連係を可能にする「Qt WebEngine」や、最新バージョン「Qt 5.5」にてテクノロジープレビューが予定されている、3Dモデルの描画/操作/エフェクト処理を行える「Qt 3D 2.0」など最新機能についての紹介やデモが行われる。また、マルチプラットフォーム対応の柔軟性を示すため、組み込みLinuxやAndroid、iOS、Windows、Mac OS X、Linux上での各種最新モジュールのデモが、ルネサス「R-CAR」やアットマークテクノ「Armadillo」など各種デバイス上で行われる。

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 また、同社では2015年4月にレッドハットの組み込み向けプログラム「Red Hat Embedded Program」のディストリビュータ認定を受けており、ブースではQtを採用したIoTデバイスとRed Hat Embedded Programとの連携も紹介される予定だ。

 Qtがカーナビゲーションシステムの分野で多く採用されていることから、同社ではクラスタメーターやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにも採用が進むと考えており、その中でQt 3D 2.0やQt WebEngineが重要な位置を占めていくと予想している。また、こうしたデバイスがIoTのエンドデバイスに位置付けられることから、システムデバイスとしてのRed Hat Embedded Programとの連係にも期待するとしている。

第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)、「第4回 IoT/M2M展」

会期: 2015年5月13日(水)〜15日(金)
時間: 10:00〜18:00(15日(金)のみ17:00に終了)
会場: 東京ビッグサイト
SRA ブースNo.: 西 4-62

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