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小径高送りエンドミルを開発、独自の刃先で使用時の衝撃を低減FAニュース

京セラは、小径高送りエンドミル(カッター)「MFH mini」を開発した。独自設計の刃先を採用したことで、被削材への接触時の衝撃を低減し、切り込み時の抵抗を抑えた。

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 京セラは2015年4月15日、金属部品の加工に使用するフライス工具として、小径高送りエンドミル(カッター)「MFH mini」を発売した。平面・肩加工、等高線加工、溝加工、ポケット加工、ランピング加工、ヘリカル加工などの用途に向ける。

 MFH miniは、新開発のチップとそれを固定する専用ホルダから構成される、荒加工用のエンドミル。独自形状の刃先を採用したことで、被削材への接触時(食い付き時)の衝撃を低減し、切り込み時の抵抗を抑えた。また、溝加工やポケット加工などで発生しやすい切りくずの噛み込みを抑制し、加工時の安定性を向上させた。

 低抵抗の新形状チップは、多刃仕様の場合でもビビリの発生を抑制し、刃当たりの送り量(移動量)を高く設定することができる。加えて、新開発のブレーカの形状により、切りくず排出能力も向上。小型のマシン(BT30/BT40)においても、高能率・高送り加工が可能になるという。

 チップ材種には、同社独自のCVD/PVDコーティングの2種類を用意した。被削材の特性に応じて使い分けることで、耐摩耗・耐欠損を高め、一般鋼・金型鋼からNi基耐熱合金などの難削材にも対応できる。

 ラインアップは、ホルダが37型番、チップが4型番。価格(税別)は、ホルダが2万6300〜4万5200円、チップが1260円となる。

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