「カローラ」が予防安全性能評価で満点を獲得した意義:安全システム(1/4 ページ)
最近になって自動車の広告で頻繁に見かけられるようになった「ASV+」のマーク。JNCAPの「予防安全性能アセスメント」で最高クラスの評価を得たことを意味している。大幅改良された「カローラ」が2015年度に入って初のASV+を満点で獲得したが、そこには大きな意義があった。
最近になって自動車の広告で頻繁に見かけられるようになった「ASV+」のマーク。これは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が行っている、国内市場で販売している自動車の安全性を評価する自動車アセスメント「JNCAP(Japan New Car Assessment Program)」において、2014年10月から加わった「予防安全性能アセスメント」の最高クラスの評価を得たことを意味している。
2015年度に入ってから初めてASV+を獲得したのが、2015年3月末に大幅改良を行ったトヨタ自動車の「カローラ」だ(関連記事:大幅改良「カローラ」の燃費を向上した新開発エンジンは「TNGAではない」)。
今回の改良でカローラは、新開発の排気量1.5lガソリンエンジン「2NR-FKE」の採用による燃費向上とデザインの刷新に加えて、2014年11月に技術発表した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」(関連記事:トヨタが2015年から運転支援システムを一新、高速道路では自動運転も)のうち、小型車向けの「Toyota Safety Sense C」を初めて採用したことも特徴になっている。
このToyota Safety Sense Cの性能によってASV+を獲得するとともに、予防安全性能アセスメントの評価点で満点を獲得した。カローラの場合、Toyota Safety Sense Cを標準装備するグレード以外でも、税込み価格5万4000円でオプション装備できるので、どのグレードであってもASV+にできるというわけだ。
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