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最後の「ランエボ」を1000台限定発売、最高出力は300馬力以上に23年の歴史に幕

三菱自動車は、スポーツセダン「ランサーエボリューションX(ランエボX)」の特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の先行予約受付を開始した。販売台数は1000台限定で、このランサーエボリューション ファイナルエディションをもって、ランエボXは生産を終了する。

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 三菱自動車は2015年4月10日、スポーツセダン「ランサーエボリューションX(ランエボX)」の特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション(ランエボファイナル)」の先行予約受付を開始したと発表した。発売は同年8月の予定で、税込み価格は429万8400円。販売台数は1000台限定で、このランサーエボリューション ファイナルエディションをもって、ランエボXは生産を終了する。

 ランエボファイナルは、ランエボXのGSRグレードの5速MTモデルをベースに、精悍さを一層引き立てながらプレミアム感を高めた外観と内装に仕上げている。また、排気量2.0l(リットル)の「MIVECターボエンジン」を改良して最高出力を向上させ、中高速域で伸びのある出力特性とした。つまり、現行のランエボXの最高出力221kW(300ps)を上回ることになる。そして、この動力性能を余すことなく路面に伝える高性能仕様のサスペンション、ブレーキ、タイヤを採用した。「1992年10月の初代『ランサーエボリューション』誕生から約23年にわたる歴史の最後を飾る、シリーズ集大成モデルにふさわしい特別仕様車に仕上がっている」(同社)という。

「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の外観
「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の外観(クリックで拡大) 出典:三菱自動車

 ランエボXは2014年7月にマイナーチェンジを行うとともに、6速ツインクラッチSST(Sport Shift Transmission)搭載モデルの生産を2015年3月末に終了している。その際には5速MTモデルの販売を継続するとしていたが、今回のランエボファイナルの発表に併せて5速MTモデルの生産も終了し、23年の歴史に幕を降ろすこととなった。

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