ミズノがITコスト削減のためグループ共通のERP・DBを導入:製造IT導入事例
日本オラクルは、総合スポーツメーカーのミズノが、同社のERPソフトウェア「JD Edwards EnterpriseOne」と、高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine」を導入したと発表した。
日本オラクルは2015年3月16日、総合スポーツメーカーのミズノが、同社のERPソフトウェア「JD Edwards EnterpriseOne」と、高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine」(以下、Oracle Exadata)を導入したと発表した。グループ各社が個別に運用していた業務システムやデータベース・サーバを統合することで、グループ全体のITコストを削減し、処理速度の向上を図るという。
ミズノでは、多様で膨大な品目を取り扱うため、リアルタイムの在庫管理と短時間で大量の受注出荷処理ができるIT基盤を必要としていたという。そのため今回、グループ共通の新基幹業務システムとしてJD Edwards EnterpriseOneを、新基幹システムが稼働するグループ共通の統合データベース基盤としてOracle Exadataを導入することを決定した。
これらの導入によりミズノでは、旧システムに比べて各種のバッチ処理時間を短縮。分析用のデータを作成する夜間バッチ処理などの時間を削減し、タイムリーな分析を可能にした。また同時に、従来のメインフレーム・システムと同等のトランザクション処理を保つことができたという。
さらに、マスターデータをOracle Exadata上に一元化し、データウェアハウスを統合したことで、従来より詳細な情報を瞬時に取得することも可能になったとしている。
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