ニュース
賞金総額500万円、3Dモデルデータも提供の「RICOH THETA」開発コンテスト:組み込み開発ニュース
リコーがワンシャッターで360度、全天球の画像を撮影できる「RICOH THETA」のアプリケーションおよびガジェットを開発するコンテストを実施する。賞金総額は500万円相当。
リコーは2015年3月31日、ワンシャッターで360度、全天球の画像を撮影できる「RICOH THETA」のアプリケーションおよびガジェットを開発するコンテスト「RICOH THETA デベロッパーズコンテスト」を開催すると発表した。
「RICOH THETA」および「RICOH THETA(m15)」を対象に、アプリケーション部門とガジェット部門の2部門で応募を受け付ける。
アプリケーション部門はTHETAのAPIを使用したアプリを開発するAPI部門と、このAPIを使用せずユーティリティとして機能するアプリを募集するユーティリティ部門を設ける。ガジェット部門については応募者に筐体の3Dモデルデータが提供され、アタッチメントや周辺機器などのアイデアを募集する。
コンテストはTRPユビキタス・ネットワーキング研究所との共同開催で、審査員には同研究所所長 東京大学大学院情報学環教授 坂村健氏や日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任 小沢淳氏、NAKED Inc. 代表 村松亮太郎氏、アートジャーナリスト Dora Tauzin氏、リコー 会長執行役員 近藤史朗氏が務める。
審査基準は「イノベーティブなもの」で、革新性(独創性)、夢(将来性、発展性)、有益性(有益性)の3点から総合的に審査する。エントリー期間は2015年4月1日〜同年6月10日、応募締切は同年6月30日。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 老舗が生んだ革新、“全天球カメラ”誕生の舞台裏
“360度の空間を撮影するカメラ”として新たな市場を切り開くリコーの全天球カメラ「RICOH THETA」。そのアイデアはどこから生まれ、そしてそれを形にするにはどんな苦労があったのだろうか。革新製品の生まれた舞台裏を小寺信良氏が伝える。 - 周辺空間全てを撮影できる、全天球カメラ「RICOH THETA」発表
リコーは、撮影者を取り囲む全天球イメージを撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー シータ)」を発表した。コンシューマ製品において、水平方向や半天球だけでなく、撮影者を取り巻く空間全てをワンショットでキャプチャーできる製品は「世界初」(同社)だという。