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痛快ハンドリングの「S660」がクルマの楽しさを“どストレート”に発信車両デザイン(1/2 ページ)

ホンダは、新開発の2人乗り軽オープンスポーツカー「S660」を2015年4月2日に発売する。「スポーツカーの醍醐味(だいごみ)である曲がる楽しさ」(同社)を実現するため、軽自動車のパワートレイン配置として一般的なFFではなく、MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)を採用した。

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 ホンダは2015年3月30日、東京都内で会見を開き、新開発の2人乗り軽オープンスポーツカー「S660」を発表した。同年4月2日に発売する。「スポーツカーの醍醐味(だいごみ)である曲がる楽しさ」(同社)を実現するため、軽自動車のパワートレイン配置として一般的なFFではなく、MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)を採用。車両の前後重量配分は45:55となっている。専用ターボエンジンに、新開発の6速MTと7速パドルシフト付きCVTを組み合わせた。税込み価格はベースの「βグレード」が198万円、上位の「αグレード」が218万円(MT、CVTとも同価格)。月間販売目標台数は800台。


「S660」の外観(クリックで拡大)
「S660」の内装(クリックで拡大)

 併せてS660発売を記念して、外装と内装に特別な意匠を施した特別限定車「S660 CONCEPT EDITION」を限定660台で発売する。税込み価格は238万円。

 ホンダの国内販売を担当する専務執行役員の峯川尚氏は「本格的なスポーツカーとして開発したS660は、八千代工業四日市製作所で1日当たり40台、月間800台を、1台1台魂込めて作ってお届けする。既に初期ロットの3000台の受注はいただいており、7月までにお客さまのもとにお届けできるだろう」と語る。

ホンダの峯川尚氏(左)と本田技術研究所の椋本陵氏(右)

 またホンダの車両開発責任者で最年少という、本田技術研究所 四輪R&Dセンター LPLの椋本陵氏も、「私をはじめS660の開発を主導した若いリーダーたちは“クルマ離れ”世代と言われている。その“クルマ離れ”世代が開発した、クルマの楽しさを追求したS660で、『クルマって楽しいんだぜ!』というメッセージをどストレートに発信したい」と意気込む。

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