傾斜スイッチで「絶対に飛び起きる目覚ましシステム」を作ろう:アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(5)(3/3 ページ)
格安&お手軽な無線内蔵マイコン搭載モジュール「TWE-Lite DIP」を使って電子工作を楽しもう。目指すは、家庭内M2M!! 今回は、どんなに寝起きが悪くても、毎朝元気に起きられる目覚ましシステムを作るぞ!
「跳び起きる目覚ましシステム」実現に向けて
この布団から出てジャンプしないと止められない目覚まし時計って、面白いと思うんですよ。日頃から運動不足を自覚している筆者としては、朝から強制的にエアー縄跳び100回という点が気に入っています。
もちろん今のプロトタイプでは、全く実用になりません。
何しろ、寝ている時にいびきをかいたらブザーがなって起こされてしまうわけです(苦笑)。ディスプレイをつけて、時刻設定、アラーム設定の機能を追加して目覚まし内蔵にすることが必要ですね。
それ以前に、目覚ましをセットするためにジャンプ100回しなくちゃいけないのは困りものです。回路を見直さなくては(笑)。布団から出るのが肝心なので、ベランダにいることを検知させる方法も取り入れたいです。どんなセンサーを使うのがよいでしょう?
ジャンプの回数は、D-FF回路でスイッチのパルスをカウントしていますが、チャタリングもカウントしますからアバウトこのうえなし。正確にカウントしたり、運動量の増減もできるようにしたいなぁ〜 と思います。
このようにシステムを作り込んでいこうとすると、TWE-Liteにあらかじめインストールされている「超簡単!TWEアプリ」だけでは実現できなくなります。そんなときには、TWE-LiteのROMに独自プログラムを書き込んで、複雑な処理をさせましょう!
開発ツールの「ToCoNet SDK(トコネットSDK)」は無償提供されており、公式サイトでダウンロードできます。TWE-Liteに内蔵されているフラッシュROMは160Kバイト、RAMは32Kバイトありますので、少し大きめのプログラムも十分に入ります。
プロトタイプから一歩進んで、家庭内M2Mに本格的にチャレンジしたくなると、独自プログラムの作成もやってみたくなりますね。最初から、完成形を目指すと「難しそうだなぁ〜」と尻込みしちゃいますが、プロトタイプがカンタンにできるとやる気がでてきます。
公式サイトでは、「シリアル通信専用アプリ」や「無線タグアプリ」といった便利なアプリも公開されています。いきなりオリジナル回路を作る前に、こうしたアプリを使った電子工作をしてみるのもいいかもしれません。
アイデアを形にしながらスキルアップできるのは、電子工作の楽しいところですね!
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