ロマンティック間接照明でホームパーティーを華やかに彩ろう!:アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(2)(1/3 ページ)
格安&お手軽な無線内蔵マイコン搭載モジュール「TWE-Lite DIP」で、無線通信の基本を学んで、目指すは、家庭内M2M!! 今回は、LEDでロマンティックな間接照明を作ってクリスマスパーティーを盛り上げよう!
2014年11月に開催された「Embedded Technology 2014」や「Maker Faire Tokyo 2014」には、IoTやM2M技術の展示がとても増えていましたね。Maker Faire Tokyo 2014には、筆者も行ってきました。参加者と来場者の熱気が満ちている場内を見て歩くのが楽しかったです。
TWE-Liteを製造販売している東京コスモス電機も、Maker Faire Tokyo 2014に出展しました。ネットでも話題の電子工作漫画「ハルロック」(講談社「モーニング」)で、女子大生の晴ちゃんが開発した「ねこったー」を再現していました。
留守番ネコにTWE-Liteと加速度センサーをつけて、「ご飯食べてるにゃん」「トイレなう」などをツイートさせるガジェットです。これは来場者だけではなく、マスコミの注目も集めていました。
筆者には晴ちゃんのような技術力はないけれど、基本をひとつひとつ押さえていき、ワンアイデアで面白いものを作れるようになりたいな〜と思ってます。そのためにも、TWE-Liteの基本その2「アナログ通信」をマスターしたいと思います。
TWE-Lite DIPでLED調光ランプを作ろう
今回は、ロマンティックでおシャレな間接照明のプロトタイプを作ります。
冬の間は、クリスマスやお正月、バレンタインとイベントが続きます。自宅で特別な日を過ごすときにオシャレな照明があったら、雰囲気がぐっと盛り上がるでしょう。配線するだけで、「遠隔操縦方式 LED調光ランプ」がカンタンに作れます。じゃじゃーん!画像1)
今回は親機から子機のLEDを制御します。半固定抵抗(ボリューム)を右に回すと明るくなり、左に回すと消えます。子機は、論理上6万5535台までコントロールできるそうです。部屋中がすごいことになりますね(笑)。私は子機を2台用意しました。
前回(アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(1):電子工作で無線通信を体験、TWE-Liteで自宅をもっと便利にしよう!)では、デジタル通信を使ってスイッチのオン/オフでLEDをつけたり消したりしました。アナログ通信を使えば、オン/オフだけではなくLEDの明るさを変えることができます。
ちなみにTWE-Liteにアナログ入力はありますが、アナログ出力はありません。PWM出力でアナログ出力の代用としています。PWMはPulse Width Modulationの略です。画像2のように、一定周期でオンとオフを繰り返す電気信号をパルス信号と呼びます。このオン/オフの比率を変えて、流れる電流を変化させています。パルス幅を広くすると電力が高くなるのでLEDは明るく光り、狭くすれば光は暗くなります。
TWE-Lite DIPにはアナログ入力が4つ、PWM出力が4つ用意されています。例えば親機のアナログ入力1(AI1)に入力された信号は、子機のPWM出力1(PWM1)から出力されます。以下同様にA2はPWM2、A3はPWM3、A4はPWM4に信号を届けます。双方向通信が可能なので、子機のアナログ入力1(AI1)に信号を入力すれば、親機のPWM出力1(PWM1)から出力できます。
アナログ入力のピンは並んでいますが、PWM出力のピンは並んでいません。配線するときに間違えないよう注意しましょう(画像3)。
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