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米国排出ガス規制に対応した産業用水冷ガソリン・ガスエンジンFAニュース

クボタは、「WGシリーズエンジン」に、ディーゼルエンジン「V3800」をベースにした「WG3800」を追加した。米国排出ガス規制に対応し、CARB(ノンロードSI Tier3)、EPA(ノンロードSI Tier2)の排出ガス適合認証を取得した。

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 クボタは2015年2月3日、米国排出ガス規制に対応した、産業用水冷ガソリン・ガスエンジン「WG3800(排気量3.8L)」を開発したと発表した。排気量0.74L〜2.5Lの「WGシリーズエンジン(ガソリン仕様・ガス仕様)」で最大排気量となるもので、同月から順次量産を開始する。

 現在、各国でエンジンの排出ガス規制が強化され、各建産機メーカーは最新の規制対応エンジンへの切り替えや、後処理装置の採用など、さまざまな対応が求められている。同社では、農業機械や建設機械を対象とする日米欧の最新排出ガス規制に対応したエンジンを早期から開発し、EPA・CARBなどの各国の認証を取得している。

 今回開発されたWG3800は、ディーゼルエンジン「V3800」をベースに、燃焼室・燃料系・点火系をガソリン・ガス専用にした。また、排気ガスの有害物質である炭化水素・一酸化炭素・窒素酸化物を同時に浄化する三元触媒を追加したことで、排出ガス規制に対応した。

 さらに、ガソリン・液化石油ガス(LPG)・天然ガスの多種燃料を使用可能で、1台でガソリンとLPGを切り替えて運転できる、デュアルフューエル仕様も備えた。

 ラインアップは、出力70kW/LPG仕様の「WG3800-L」、65kW/ガソリン仕様の「WG3800-G」、63kW/天然ガス仕様の「WG3800-N」、66kW(LPG)・65kW(ガソリン)/デュアルフューエル仕様の「WG3800-GL」の4種となる。LPG仕様は、既にCARB(ノンロードSI Tier3)、EPA(ノンロードSI Tier2)の排出ガス適合認証を取得しており、その他の仕様も今後認証を取得する予定だという。

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