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3Dプリンタもあるよ! ――「出張まち工場」とは?zenmono通信(3/3 ページ)

モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、川田製作所 副社長 川田俊介さんが登場する。

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enmono宇都宮氏 3Dプリンタや刺繍の機械以外にも、卓上旋盤とかがあると面白いですね。

川田氏 とにかく小さい機械をいろいろ積みたいなと思っています。

enmono宇都宮氏 「機械を持ち込みたい」という会社さんが出てくるかも知れませんね。

川田氏 キャンピングカーはスペースに限りがありますが、ちょうど第2工場が空いていて、小田原周辺の機械が集まるスペースとして使えそうです。レーザーカッターとか、木工関係の機械もあると面白そうですね。

enmono宇都宮氏 今後、小田原にいるメーカーズさんともつながりが出てくるでしょうし。

川田氏 活動を続けていれば出会えるのかな、と思っています。弊社は地域に根ざした町工場を目指しています。メイカーズというブームの中で、地域の人が作りたいものを町工場と一緒に作るというようなコラボレーションも生まれたらいいな、と考えています。われわれのような小さな会社でも可能性は無限大で、やろうと思えばいろんなことができると感じていて。それは、zenschool(enmonoによる起業セミナー)に入ったことがきっかけになっているんですが。

enmono宇都宮氏 川田さんはzenschoolの卒業生です。

川田氏 zenschoolを卒業されて自社商品開発などをやられている方々と出会えたのは、すごく刺激になっていますね。「下請けからの脱却」や「海外進出」「技術を極める」などが中小企業の生き残り策と言われていますが、モノづくりの世界に入ったばかりで知らないなりに感じているのは、それぞれの経営者が知恵を絞って自分にできることを取り組んでいった形は、もっと多様化していくのではないかということです。

enmono宇都宮氏 各社それぞれに、という感じでしょうか?

川田氏 はい。自社商品開発をする会社があったり……。弊社の場合、小田原という“都会ではない”地域にあり、この環境を上手く生かすためにも、「地域のための町工場」を目指したい、小田原という土地でやっていきたいなと。それぞれの会社なり個人が、それぞれの地域や技術で楽しいモノづくりをしていったら、日本のモノづくりはもっとぐちゃぐちゃした、ワクワクする感じになっていくのではないでしょうか。そういったモノづくりの一部を、私たちの会社も担っていけたらと思います。

enmono宇都宮氏 ありがとうございました。

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工場 | 3Dプリンタ | zenmono通信 | プレス加工


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