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耐摩耗性・耐チッピング性に優れた「AJコーティングシリーズ」を発売FAニュース

日立ツールは、新インサート材種「AJコーティングシリーズ」を発売した。AI含有量を増加した新組成系のAITi系被膜「AJコーティング」を採用し、耐摩耗性・耐チッピング性・耐熱性を向上させた。

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 日立ツールは2014年12月22日、耐摩耗性・耐チッピング性に優れた新コーティング技術を採用したインサート材種「AJコーティングシリーズ」を発売した。

 今回発売されたのは、プリハードン鋼・焼き入れ鋼加工用材種の「JP4120」、ステンレス鋼系材料加工用材種の「JM4160」、高硬度材加工用材種の「JP4105」の3種。いずれも、AI含有量を増加した新組成系のAITi系被膜「AJコーティング」を採用し、耐摩耗性・耐チッピング性・耐熱性を向上させた。

 JP4120では、AJコーティングに加え、耐摩耗性と靭性のバランスに優れた微粒超硬母材を採用。汎用性が高く、30〜50HRCのプリハードン鋼・焼き入れ鋼の切削加工や、難削系のダイカスト金型用鋼、析出硬化系ステンレス鋼、仕上げ加工においても、高い耐摩耗性を発揮できる。

 またJM4160は、耐溶着性の高いAJコーティングの採用により、ステンレス鋼系材料の加工で発生する被削材の溶着を低減した。これにより、ステンレス鋼系材料の加工全般で長寿命を可能にした。

 さらにJP4105では、超微粒超硬母材とAJコーティングを採用したことで、50HRC〜の高硬度材の切削加工で耐摩耗性が向上。SKD11/SKD61/SKH/SUS420系などの50〜60HRCの焼き入れ鋼に対応できる。

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