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自動車部品の平面形状を広範囲に一括で測定できる装置:オートモーティブワールド2015
丸紅情報システムズは、「オートモーティブワールド2015」において、米国のCoherixが開発した非接触式3次元平面計測システム「ShaPix」を展示した。平面形状に細かな凹凸を作り込んだ自動車部品の平面形状の精度を測定する装置である。
丸紅情報システムズは、「オートモーティブワールド2015」(2015年1月14〜16日、東京ビッグサイト)内の「第1回自動車部品EXPO」において、米国のCoherixが開発した非接触式3次元平面計測システム「ShaPix」を展示した。
自動車部品には、エンジンブロックやシリンダーブロック、ディスクブレーキ、自動変速機のバルブボディなど、平面形状に細かな凹凸を作り込んだものが多く存在する。これらの部品の平面形状の精度を測定する場合、従来は接触式の測定システムを用いることが多かった。接触式の測定システムは、測定点数を増やすと測定に時間がかかるという課題がある。また、nmレベルと極めて高い測定精度を持つ光学式の測定システムの場合、測定範囲が1cm角と狭いため、部品の表面を何度も測定する必要が出てくる。
ShaPixは、測定精度はμmレベルと従来の光学式よりも落ちるものの、測定範囲が最大で280×280mmとはるかに広いことを特徴とする。赤外線を用いた測定は1回に掛かる時間は60秒で、その間に最大400万点の測定を行うことができる。「接触式で4時間かかった測定を、ShaPixでは1回、つまり1分の測定で対応できた」(丸紅情報システムズの説明員)という。
高さ(z)方向も24mmまで測定できるので、平面形状に作り込んだ凹凸の精度も同時に確認可能だ。
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